イサム・ノグチ庭園美術館

 →http://www.isamunoguchi.or.jp/gamen/home.htm


今年は、モエレ沼公園のグランドオープンもあって札幌、東京でも大きな展覧会が
開催中。
私も東京都現代美術館で開催されているイサム・ノグチ展へはすでに足を運んでおります。
エナジーヴォイドには感動です!!


さてはて、この庭園美術館、往復はがきでの予約が必要だったり、場所が駅から
離れていたりと、少々面倒なのですが、行く価値有りです。


琴電の八栗の駅を降りると、正面に丁場が見えて、美術館までの道のりにたくさん
石材店がありました。
イサム・ノグチが日本にいるときに牟礼に腰を据えようと思ったのは、牟礼の人々が
石と自然と共存し、昔ながらの美しい景観を今も残しているからなのかなぁと思った
のでした。


美術館と名前はあるものの、アトリエと展示蔵とイサム家と庭園の2カ所をガイド
のお姉さんに案内されて、自由に見学ができました。


アトリエの方を見たときに、何かの本で、イサム・ノグチが京都の石庭を見て影響
を受けたという話を思い出しました。
写真がないので、うまく説明できませんが、ぜひご自身の目で見て感じてください。


外には未完成のもの、作品として完成しているもの、まだ石としか言いようがない
ものまで、たくさんおいてありました。


今日は天気がよかったけれど、悪天候の日もこれらの作品は雨や風に当たって、
自然の力で長い時間をかけて少しずつ形を変えていくんだなぁーと思うと、自然が
作品を完成させるという意思がイサム・ノグチにあってこのような形で外に展示
することにしたのかなぁ。


倉には現在エナジーヴォイドが不在なため、石膏でできた1/3の模型が置いてあり
ました。


イサム家は外から覗くことしかできなかったけれど、当時のまま残されているよう
で、「あかり」もいくつもあって、シンプルだけど居心地の良さそうな空間でした。


ここへはまた違う季節に、できればどーんよりとした雨の日に来てみたいなぁと思い
ました。石と空の色が同化して違った印象を受けそうです。