「へんな会社」のつくり方 近藤 淳也


「へんな会社」のつくり方 (NT2X)
朝、洗濯機まわしている間こたつでまったりしていたら、Amazonから届いたので、早速読んでみました。
この際、読書のルール*1は無視です(笑)
CNETのブログで連載されているものを総括したものだそうで、近藤さんのはてなでのブログもCNETももちろん読んでいるのですが、改めて近藤さんの思想のユニークさを感じつつ、あぁその通りだなぁと共感できるところがあり、すらすらと小一時間ほどで読み終えました。


いくつか印象的だった言葉をメモとして残しておこうと思います。

インターネットは知恵を預けると利子を付けて返してくれる銀行のようなものだ

会議には「参加者全員の時間単価×会議時間」という膨大なコストがかかります。あっという間に数十万という費用が飛んでいく会議の効率をいかに高めるかは、小さなベンチャー企業にとっては死活問題である、という意識を持って日々改善に勤めています。

「非連続的なアイデア]はいつもいかがわしくて、怪しい雰囲気を持っています。なにせ、まだこの世の中に存在しないものについて話をしているわけです。既存の仕組みでうまくいっているように見える物事を、別の方法でやり直そう、と言っているわけです。そんなアイデアに対して否定的な意見を述べるのは簡単ですが、得てしてアイデアを考えた人間のやる気を萎えさせるのに十分な力を持っています。
まだアイデアが産まれたばかりで、これからどんな形を与えられて育っていくかも分からない段階に、ありきたりの否定的な意見でその可能性を潰してしまわないためには、議論を「連続的」な問題と「非連続的」な問題に、あるいは「実運用に向けた現実的な議論」と「可能性を考えるブレスト的な議論」に分け、それぞれに対して適切な態度に望むことが重要だと思います。

本人がもうかるかどうかじゃなくって、社会に対してプラスを提供したのとマイナスを取った差が利益だと思うんですよ。それが社会の存在価値で、その最大化をやるべきであって、手元のキャッシュを最大化したって、別に100年後に何の評価もされないですよね。

*1:買った順に読むと決めた自分のルール