サービスの価値について考える

id:simplifeさんのところで繰り広げられていた「ブログ広告.com」のサービスについて。
詳細は>>こちら


たくさんの方がコメントを寄せられていて、私も思うところがありコメントを残したんですが、いただいた返答に「はっ」とさせられたので、書いてみました。

結局はそのサービス自体の根本的な質の向上、というところに議論が落ちがちなのですが(それができれば一番良いのですが)、広告代理業ってのをやっていると、自分の信念にに反した商品、もしくはなかなか売れそうにないな、という商品をコミュニケーションのとり方やセグメントの仕方なんかでなんとか市場に流通させることも必要になってくることがあるようです(幸いにも私はそんな風に感じたことは一度もないのですが 笑)。


サービスの作り手側にいれば、サービスの質の向上は当たり前で、今の時点では評価できなくて、やってみないと分からないということに取り組むからこそ、それが世の中の流れにうまく乗って成功すると「新しい価値を生み出した」と、周りからは評価されるんですよね。


私自身も自分が携わっているサービスにおいて、サービスの機能や商品について是非を問う場面が多々あります。
イデアは同じ部所の色々なところから挙がってきますが、サービス全体を見渡したときにどうなんだろうか? 最終的に制作側の判断としてどうするべきか?と考えて、たまにはこれじゃ駄目! って、つき返すこともあります。
でもときには、「う〜ん、それってどうなのよ?」と思う人の意見も一歩下がって別の視点から考察してみる姿勢も必要なのかもしれない、と思いました。

ミスマッチをいかにグッドマッチングに変えていくか、そこは今後も追及していかなければと思います。


物事を考える上で、「こうあるべき」とか「これが正しい」ということはどんな側面でもあるけれど、そこに固執してしまうと新しい価値は生み出せないのかもしれません。
世の中的に作られてきた、または自分の世界だけの価値概念だったり……。
そこで線を引いてしまったら、それ以上のものはできないわけで。


もしかしたら、「う〜ん」って思っていたアイデアでうまくいくこともあるかもしれないし。
「ミスマッチをいかにグッドマッチングに変えていくか」について、私自身も考えて、ユーザの皆さんに満足していただけるサービスを提供していかなくちゃです。


物事の価値判断基準が自己満足で終わらないよう、精進します。